私はチョーおしゃべり。

七色のワードを駆使して、
お茶の間の爆笑を生むようなテクニックじゃ
ないことは自覚している。

私のおしゃべりは ”説明” が多い。

明るい時間、一人で見ていたワイドショーネタ。
帰宅直後、まだリュックからお弁当箱を
出してもいないだんなはんに対して
「今日さー」 始まる。

私の頭の中には、A4サイズの紙の「リスト」がある。
1~10の番号がふられた文章がびっしりと書いてある。
取り扱われたネタ
ネタに対して抱いた感想
ネタを上手く転がしたMC
なかなかイイこと言うじゃんコメンテーター
・・・etc.
私はコレを1番から順番に読み上げることに
快感を覚えるが如くしゃべり続ける。
しかもだんなはんに親切だと思い込んでいる。

・・・・・(´-ω-`)

今は分かってる(つもりの)はずなんだけど
一日社会に拘束されて、
今日も先輩の理不尽なゲップに悩まされて帰宅した主人に
最悪なタイミングで ”説明” し始める。
だんなはんにとっては苦痛の何物でもないだろう。

ご飯を食べながらとか、くつろいでいる時なら
耳を貸す余裕があるかもだけど
私は頭の中にある「リスト」の順番通り “説明” しないと
気が済まないから、めっちゃロングトークになる。
だんなはんには「先輩のアレンジされたゲップ」という
とっておきのネタがあったかもしれないのに
話す気持ちを喪失させてしまう。

リストの8番辺りで私は “説明” し過ぎていることに
気が付くけど、もう遅い。
だんなはんの心、ここに在らずが表情に出ている。
そして私は、自分ばかりしゃべって申し訳ない気持ちを
そこから “説明” し始めるのだ。

「イチイチ説明しなくて大丈夫だよ」
いつかだんなはんに言われた言葉が、消しゴムみたいに
私の頭の中のリストの文字をそっと消していく。

ABOUT ME
星野 華
季節の移ろいを感じ、星空からのメッセージに耳を澄ませる毎日。思い込みや常識に距離を起きながら軽やかに生きるための心の整え方を、お手紙にしてお届けしています。