こんな私でも、娘さん時代には
オフィスレディー、
通称OLをやっていた。
キラッキラを身にまとって
パンプスを履いて
街を闊歩していた。
「OLです~」と恐縮しながらも
実はヤリ手部長の秘書を
やっていた訳ではなく
営業事務という名の
アシスタント的ポジションで
同じ「OLです~」」と堂々と叫んでいた。
アシスタントと聞いて、結びつけるなら
縁の下の力持ち
痒い所に手が届く
なんてのがあるかもしれない。
実は、何を隠そう私は
「縁の下の力持ち」ができるくらい
当時は力持ちで
素晴らしい洞察力を活かして
「痒い所に手が届く」OLだった。
このことは恐縮しないで言える。
つまりアシスタントは私にとって
適職であり天職だった。
客観的に見れば
主役は営業さんで
アシスタントは脇役。
なかなか陽の当たらない
地味なイメージ。
キラッキラだと思っていたのは
自分だけで、職場ではもれなく私も
地味な日々を過ごしていたし
営業さんに気ぃ遣い、緊張MAXで
タイミングを見計らって
業務の質問をしにいくのだけど
そういう時に限って営業さんの
最高潮に機嫌の悪い状態に
鉢合わせることが
しばしばだったので
自分の口臭が気になって
”フリスク”を手放せない日々でもあった。
・・・・・
そして、その日は突然訪れた。
数年来、電話とFAXとE-mailで
業務をやり取りしていた
東京支社の方が私の職場へ
出張でいらした時のこと。
「いやいや、ほしのさ~ん
電話の声や、文面から想像した
通りの方だね~。いつもありがとう。
コレ、みんなに内緒ね。」
そう言って私に東京、浅草
舟和の芋ようかん詰め合わせ
を手渡してくれた。
美味しいよ♪
この瞬間、私は
自分が主役を演じ切った舞台で
大喝采、スタンディングオベーションの
カーテンコールに包まれた気分だった。
OL時代のキラッキラな思い出。
関連